食品ロスを減らし、地球と共に輝く未来を創造する 

こんにちは!エシカルビューティーズのJUKIです。

「食品ロス」という言葉を聞いたことはありますか?
本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。

SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」によって、注目される様になり、
耳にする機会が増え言葉自体はご存知の方も多いと思います。

ただ何が問題なのか、どういう影響があるのかについてはよく分からない
という方も少なくないかもしれません。

そこで今回は、食品ロスの現状やそれにより引き起こっている問題、
そして食品ロス削減のための取り組みをご紹介します。

●日本ではどれくらいの食品ロスが発生している?

ここからは日本の現状を見ていきましょう。

日本での食品ロスは年間で522万トンと推測されています。
これは日本人一人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量です。
そのうち家庭から出る食品ロスが247万トンで全体の約47%。
いかに私たちの生活の中でロスが多いかが分かります。

●食品ロスが社会にどの様な影響をもたらすの?

具体的に食品ロスが私たちの生活とどの様な関係や
影響を与えているのでしょうか?

ー経済的な影響

食品を捨てることは家畜や農産物を育てる際にかかるコストや加工や製造、運搬など経済活動にかかる全てを無駄にすることに繋がります。また、食品を処分するにも膨大なお金がかかっています。

ー環境への影響

世界の温室効果ガス排出量のうち8〜10%が食品ロスに関連しています。
また、⽣ごみは80%以上が⽔分なので燃やすのにたくさんのエネルギーを使い、多くの⼆酸化炭素を排出しています。

ー社会的影響

世界の飢餓人口は最大8億2800万人。10人に1人が飢餓に陥っている状況です。
それに対して⽇本の⾷品ロスは世界の⾷料援助量の1.2倍も出しているのが現状。

「食品ロス」という一つの問題が経済や社会、環境にたくさんの影響を及ぼしていることが分かります。

●食品ロスの原因は?

それでは食品ロスはどの様なことが原因で起こっているのでしょうか?

理由は様々ですが大量・多種陳列による売れ残りや高い外観品質基準による規格外品の廃棄。そして食べ残しや期限切れ、過剰除去などの原因が考えられます。

●食品ロスに対する世界の取り組み

世界的な問題となっている食品ロスですが、問題解決の為に各国様々な取り組みを行っています。その事例をいくつかご紹介します。

Too Good To Go HPより )

ー食品ロスを削減することを目的としたアプリ「Too Good To Go」
レストランやホテルなどで売れ残った食品を販売価格の半分以下で購入でき、
オランダでは約120万食の食品廃棄抑制に繋がっている。

ー連帯冷蔵庫

スペインでは貧困層への食糧援助と廃棄物削減を目的とした公共冷蔵庫が設置されており、自宅やレストランで余った料理や余剰食材を入れることができる。
現在500カ所以上の連帯冷蔵庫が設置されています。

●食品ロスを減らす為に出来ることは?

では、私たちの生活の中で食品ロス削減の為にどの様なことが出来るでしょうか。

いくつかご紹介します。

①「買いすぎない」「作りすぎない」「食べきる」を意識する。
②お店で陳列されている食材は手前から取る。
③皮の剥きすぎやヘタの切りすぎに気を付ける。

これらはどれも意識すれば簡単に出来ることばかり。
ほんの少しの意識で食品ロスを減らすことが出来ます。

●最後に

食品ロスが環境や経済、社会に大きな影響を与えていることを理解していただけましたでしょうか。
食品ロスを減らすことは様々な社会問題を解決することに繋がり世界に可能性を広げます。
そしてそれらを解決する為には一人一人が毎日の生活の中で出来ることに取り組むことが必要です。

この記事がアクションを起こすきっかけになれば嬉しいです。
是非一緒に無理無く出来る事から始めてみましょう。

「参考」
・農林水産省HP:(https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/220609.html)
・unicefHP:(https://www.unicef.or.jp/news/2022/0136.html)

この記事を書いた人

永井 寿季

セルフリトリート®︎インストラクター

心と体、環境を整え自分と向き合うことや自分を大切にすることの大事さを伝えています。
私自身が自分に対して思いやりの心を持つことでマインドフルに生きられる様になり豊かさや喜びを感じられる人生へと変化しました。
その経験から個人の幸福度を高める事が人や動物、自然に対しても優しい選択ができ、地球全体で見て良い循環が起こると考えています。より多くの方が自分の人生について考え、生きる目的や希望を持ちながら毎日を送るインスピレーションやきっかけでありたい、そんな思いで活動しています。